どうもすぎおです。
今回は国税専門官試験の最終関門である採用面接について書こうと思います。
筆記試験を合格しかつ面接試験をC以上で突破した方が対象となる面接です。この時点でライバルは一万人前後から4000人までに減っています。
ここを突破すれば晴れて国税専門官としてのキャリアを積むことができます。
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面接日は国税局に指定された平日に行われます。交通費はもちろん出ません。
指定された時間に国税局に入り、職員の指示を待ちます。
私は東京国税局を選びましたが、指定時間になり職員からの指示が来るのに30分くらいかかりました。
ここで配られるのが仮に希望国税局に採用されなかった場合、他の国税局に採用されてもいいかを尋ねる書類です。
私はビビリだったので他の国税局の採用でも構わないと書類に記入しましたが、いったん不採用であっても希望国税局を諦めないという気持ちを問う書類なのだと思います。
この書類の記入が終わるといよいよ待合室に行きます、この待合室では実に1時間半以上待たされます、、、
これが終わると、いよいよ面接ブースへと移動し、受験番号によって振り分けられる簡易個室のような場所で採用面接が行われます。
盛り上がっている個室もあれば粛々と行われる個室もありました。「ほんとにきてくれる?じゃあ内定ね!」、「ハンコ押しちゃうよ!」など声が漏れている個室もありました。
私は隅の方の静かな個室で面接を受けました。
面接内容は軽いもので、10分もせずに終わります。面接官1人と志望動機やら併願状況を聞いて軽い質問をし終わりです。
で、 採用されない方はその場で『今日は内定を出せません』と言われます。
内定をもらった方々は何かの書類をもち別室に連れて行かれ、説明会を受けるようでした。
どうでしょうか、我々が面接官としてたかだが10分で採用の可否を決められるでしょうか、1日に何百人と内定の判断を出すことはできるでしょうか、いえ無理です。つまり内定をもらえる方はもう決まっているのです。
これは事実ではないですがある種出来レースなのかなとは思いました。中心の個室ほど美男美女が集まり盛り上がります。
根暗そうで清潔感のない者ほど隅の個室へと連れて行かれました。
自分の実力不足でライバルが強力だっただけですが、交通費も出ないので正直嫌な気持ちになりました。
不採用者はこの後来年の2月まで辞退者が出ること、補欠採用が行われることを祈りつつ、辛い時を過ごします。
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この期間は辛かったですが、自身のこれからの人生を考える時間でもありました、自分は社会人だったのである程度余裕があり、やはり公務員になるのをやめようと決断することができました。
学生さんのようにこれを逃してしまったら、一巻の終わりという方はこの期間に民間企業や独立行政法人に挑戦してみてもいいと思います。
IT企業などは、リモートワークや早期に高収入を得られる、独立が可能であるなど公務員では絶対にできないことができ、これからは大切にされる人材でもあります。人不足ゆえ未経験や文系の方でもたくさん採用してもらえます。
この期間は絶望するのではなく、選択肢を増やす期間として行動しまあ内定もらえればいいやと思うくらいに楽観的にいることがいいと思います。
なかば愚痴みたいになってしまいましたがどうでしょうか。今後の参考になれば幸いです。ではでは