採用漏れって本当にあるの?
どうもみなさん、すぎおです。
今回は公務員試験における採用漏れに関して私の経験をもとに書いていこうかなと思います。
まず採用漏れに関して説明させていただきます。
一般的に公務員試験には筆記試験および面接試験があります。
筆記試験は1回、面接試験は複数回あることが普通です。筆記試験に合格後、面接試験を行い晴れて公務員試験に合格します。 ここにきてやっと"採用候補者"として"名簿"に記載され公務員になる"資格"が与えられます。
ん?資格?となると思います。そうなんです。公務員になるには合格後にもう一度採用面接がありこれらを突破しなければなりません。
そして残念ながら突破できない人は公務員として働くことはできません。 受験生の中ではこれを指して採用漏れと呼ばれます。
正確には名簿に記載された後3年間、採用見送りとなった人々のことを採用漏れと呼びます。
しかしネット上には採用漏れなどありえない、採用漏れはそもそも合格していない人の負け惜しみといった声もあります。 真偽のほどはいかにですよね!?
事実として採用漏れは確実に存在します。全国単位で言えば、毎年数百人規模で起こっていることでしょう。私の友人にもいましたし、私もなりそうでした。
公務員試験に受かる = 公務員として働ける と勘違いしないようにしましょう。
所詮合格自体は最終面接前の布石に過ぎません。
ではなぜ採用漏れが生じるのでしょうか、ソレは公務員試験自体が合格者を過剰に出しているためです。私の受けた国税専門官試験では採用予定人数1500人に対して、4000人も合格者を出していました。 辞退者を加味しての採用人数なのでしょうが、あまりにも合格者を出し過ぎたために、採用枠が埋まってしまうのです。
採用漏れになった受験生には以降、筆記試験や面接試験をすっ飛ばして採用面接に臨むことができる権利、"名簿"が与えられます。これに関してはまた別記事で説明しますが、あまり期待しない方が良いです。
採用にならずに冬を越してしまった場合、2、3月末には採用見送り電話、通称"死電"が鳴り響きます。ネットでは紫電や市電とも呼ばれていますね笑
こうなってしまっては役所も誰も助けてくれないので、再度試験を受け直すか早急に職場を探すかの選択に迫られます。 公務員一本の方は正直大変だと思います。
こうして一年を就職浪人として過ごす受験生は数十、数百人いると思います。そういった方々が採用漏れに対してしっかり恐怖を持って公務員試験に臨めるよう今回の記事を書かせていただきました。
公務員試験だけが全てじゃないです。民間等も視野に入れながら転職、就職活動をおこなっていきましょうね! ではまた!!